鈴木ユリイカさん編集の『Something』は世界の女性詩のカタログです/イダヅカマコト
ッコイイ存在だった。
彼女のお宅には何度か原稿をもらいに言ったりしたが、いつも誰かしらお客さんが居て、恋人が作ってくれた薩摩汁をみんなで一緒にいただいたり、課と思うと「明日のお米もないのよ」と言いながら近所の中華料理屋に連れて行ってくれたりして、いろいろ可愛がってもらった。}
鈴木ユリイカさん自身も『ラ・メール』の新人賞によって今に続く詩の出版の世界に入られた方。『ラ・メール』も吉原幸子も亡くなった今、鈴木ユリイカさんは女性詩の歴史を彼女自身で刻むかのようです。
日本だけでなく世界中の詩を見るに当たって、『Something』はおすすめです。もう、年に3度くらい出版して欲しい、とて
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