「樹室」(きむろ)/月乃助
{引用=
黙ったまま
静かにしていなさい
それが、生きのびるこつ(骨)なら
誰もがそうしているのだと 信じてた
どこも見ようとせず
何も言わずにいたから、
そら、みたことか
わたしの骨は、ぼろぼろになっていました
だから、ほんの少しの力で
ポキンとおれてしまったのです 【ouch】
目をつぶるごと、
がまんするごとに
骨は、体は、精気をどんどんうしなう
まるで、冬の雪の間に
メープルの樹液が幹からぬかれるように Щ?????
信じようもない
透明なそれは、甘い香り
人をたのしませるがため、
みなたのしそうに
パンケーキ
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