【@】/月乃助
も
その手の動きはとまることはないのです
右を、左を、そして“ Noooooooooo ”また右をみて、
黒を白と、月と陽と、鶏冠は、角は、ゲイだレズだ、雌雄の区別の、
不思議と範疇に分かれることに主/種は、安寧をもとめるのですね
それは、けして導かれるものではナイハズナノニ
差し出されたものを
生まれたままで呑みこみ 自然と思う、
そうできるのは、問題意識の心が欠けているから
触覚をのばすように さぐれば、
遺伝子にとらわれない詩人となるのは、
むずかしいことも ないということでしょうか
やってくる
街の遠くに聞こえる
雨音に耳をすませるように
葉の上でゆっくりと 踝を接する
殻を背負わされた
有肺類と共に、 【@】
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