真夏の喫茶店/捨て彦
 
、こんな場所でアルバイトを始めようと決めたあの子にも、きっとなんらかの大事な理由があるねんきっと!」
「おいおい、なんかおれより妄想ひどい人がおるでここに」
「まぁ別に誰好きになろうとお前の勝手やけど、あんまり人様の迷惑になるようなことだけはせんといてな。おれらの迷惑になることもあかんで。」
「お前らもっとおれの恋を応援してくれよ!いや、おれは決めたで。おれはあの女の子に告白する。あ、いや、告白はなんぼなんでもちょっとやりすぎやから、まずは友達になってくださいゆうて、話してみるわ」
「うん。まぁ、それが一番現実的やがな。やってみたらええやん」
「おっしゃ、ほな、ちょい今からメール渡すで!
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