少女革命前夜/ゆりあ
 
暗い部屋で一人でイヤホンを耳に突っ込んで死ぬ
優しい毛布にくるまれながら
窓の外の神様が住んでる燃えるような群青色の空を見つめる
ひんやりとした空気
時代に取り残されたような私の部屋
その冷たさの中で眠りたい
永遠に
永遠にあの日の紺色の海の中で
現在と過去の狭間でゆらゆらと漂う
私幽霊みたい
いいの
だって現在なんか意味ないもの
ずっとこの静寂の中で生きていたいな
時代に取り残されたもの
置いてかれたものしか興味がないの
そういうものと、手を繋いで
一緒に居てあげたい



置いてかれた静かな官能



性欲は暴力に近い
「計画的に会おう」ってな
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