「詩と詩論」(冬至書房新社 昭和55年発行)を読んで B氏との会話/リーフレイン
 
」が日本ではじめて明確にしたのはポエジー論への主知で、この時代の詩人ほど 自分の書く詩を主知しょうとして、各人がそれぞれのポエジーを追及した時代はかつてなかった。
ーーーーー引用終わりー}

この時代に詩と詩論を舞台に活躍した詩人として彼が頭においているのは、西脇順三郎、吉田一穂、上田、滝口、堀辰雄、竹中郁、安西冬衛、北川冬彦、北園克衛、春山行夫、左川ちか、等々です。 現代から見れば、およそあらゆる流派が含まれているような気がするわけですが、、春山はあえて ひとつの観点(主知的に詩を創造する)でくくっています。 単一の観念やムードの集団ではなく、 それぞれのオリジナルな思
[次のページ]
戻る   Point(3)