「収穫祭の夜」/月乃助
 
はるかなひろばへと変わる ◇◆

月さえまるく 慈しみに飽和する

( みずからを捨て去るように 唄い 歌え )

楽の音に身をゆする狂騒 …・л★дб
誰もがゆるされ うかれる 祭りに加われば ◇◆
樫の木のしたは、堅い実生がおちるにまかせ б
熟れた 水蜜桃に手づがら かぶりつく  
ざっくり 舌に甘露の感触を 
やわらかく味わう 満月のみおろす夜 Ф

解き放たれた秋の森 лл】◇
したたるしずくに 
すべてをまどわす Ф
激しい炎の灯りが、 ←



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