宗左近さんの詩の捨て身で描かれている静かさ/イダヅカマコト
れ}
と語り手は何度となく母を見殺しにしたことを責め続けます。
しかし、宗左近さんの詩はそれが痛切になるほど静かになり、彼の行為が仕方なかったのではないかと私には思えてなりません。
戦争がどうという以前に、生死の境目の厳しさを改めて教えられる詩集でした。
------------------
今回取り上げた詩集:
宗左近詩集 (現代詩文庫 第 1期70)
宗 左近 (著)
出版社: 思潮社 (1977/02)
ISBN-10: 4783707693
ISBN-13: 978-4783707691
http://www.amazon.co.jp/exec
[次のページ]
戻る 編 削 Point(5)