体操/あおば
身と相談してから
腹一杯食べて
文句を言われないうちに眠るのだ
朝起きると
ラジオ体操をしている人が居て
ラジオの音はいつも元気だ
元気な小父さん小母さんお兄さんお姉さんが
ぴょんぴょんとソラに向かって跳ねている
跳び箱を前に跳ぼうかどうか考えているうちに制限時間が来て
失格となった体操選手は
跳びたかったのだけと
タイミングが悪くて跳ぼうとしなかったので
跳ぶのが嫌いなためではないとみんな分かっているので
駄目な奴とメダル色の呪詛を投げかける
そのうちに番組も歌番組となり
跳んだり跳ねたりは優雅に楽しく行われるので
見ている人は安心してみていられるのです
ダダダッダ
ダッ
ダ
ダ
・
・
・
ダッ
「poenique」の「即興ゴルコンダ」投稿作、タイトルはred baseさん
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