今日の読書記・其ノ一 ー リルケ・小林秀雄・ヘルダーリン・西山あまね・松尾芭蕉 ー /服部 剛
素晴らしさを感じて集まっているのですが、近頃は、新しい句風がよいのか、古い句風が正しいのか、わからずに迷っているしだいです。それも適当な指導者がいないからなのです。ついては・・・)と頼まれた芭蕉さんは、旅先で出逢った詩心を愛する人々とひと時を共有して、松尾芭蕉のこころの種を人々の胸に蒔いてから、その地を去ってゆく・・・という詩人(うたびと)の生き方そのものを感じる場面を想像しながら、僕は「おくのほそ道」の本をそっと閉じて、読書のひと時を終えました。
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