開口一番での即興トークより。 /服部 剛
 
老舗の蕎麦屋で、敬愛する在りし日の作家が坐っていた座敷の席をみつめながら、熱燗をひっかけ、小皿に乗ったツマミの味噌が美味くて、(朗読してる)今も(ここで飲んだので)酔っ払って、少し恥ずかしくて・・・〜その後銀座線から半蔵門線に乗り換えて、地上に出た神保町のレトロな珈琲店の地下で、白髪の、七十五歳マスターは言った「ここでは珈琲も売っているけど、夢も売っているんだよ・・・」 


 そして今、この舞台にこうして立っている・・・じゃぶじゃぶの靴下で、靴で、じゃぶじゃぶの足音で、じゃぶじゃぶの全身で、じゃぶじゃぶのまんま、ただよって・・・ただよって・・・ただよって・・・辿り着いた、今夜のPlug・・・ただよって・・・ただよって・・・それぞれの日常を、物語を、ただよって・・・毎月第3日曜日、笑いと涙のBen'sCafe・ぽえとりー劇場に、みんな来てくれたら、嬉しいなぁ・・・(客席・笑)・・・あ、宣伝しちゃった、ゴメンナサイ、開口一番最高・・・! 




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