しかくい部屋でまあるくなって
薄い毛布と土曜日にくるまって
お昼まで眠ります、わたしたち
(そう。いつもなら)
昨晩(きのう)は忘れたかなしみを
不意にみつけてしまって
朝から椅子に座りました
(みつかったのはわたしのほう)
けっきょく逃げられないのかもしれない
と呟く端から いいんだよって聴こえる
後ろのベッドで今も眠る人の声をかりて
違うよ でも 大丈夫だよ でもなくて
めんどうくさいおんななんです
傍にいてくれてありがたいです
でもだからたまに苦しいんです
こんぽんてきに自信がたりない
ツミホロボシのつもりになって
ごはんのしたくでもしようかな
あれ、それはちょっとちがう気がする
とりあえずこのろくすっぽ形にならなかったへんなのを
保存してパソコンとじたら、隣にもぐって眠ってみよう
目が覚めたら
ただちょっと寝過ごしただけの
休日の午後になっていますように。