「水のいのち」について/……とある蛙
しょうか。海は全ての魂の行くつく先で一度魂は消えます。しかし、消えた魂はまた希望に向かって再生してゆきます。個人の人生と 綿々と続く個人を超えた魂の歴史がそこには描かれてゆきます。
しかし、ちっぽけな我々は海のさざなみを感じるしかないのです。
(後記)
あまりにも壮大すぎて我々に歌えるのかという懸念は常にありますが、我々なりにこの大曲を歌うしかないと思います。
無理に力こぶを入れる必要はありません。
一人一人は手のひらに掬えるだけの幸せしか感じられないのですから。
※それ以上のものは手からこぼれ落ちます。
2008年6月14日 定期演奏会パンフレット所収
戻る 編 削 Point(6)