日の夏の夜/K.SATO
 
鳥が鳴く蝉が鳴く声何かでもいいつかみたいひとつこの手に



ずいぶんと立ったままいると本当のまあ大変だなるよ眠くも



誰にでも眠っている外に全員言葉もないとひとりだ俺は



キーボードの前を吹き消す僕たちの今ため息で立っているような



魚いる 手の鱗取り 竿を流して 取った手は 虹の一色



鳥もなく 消した言葉 寝る空を 淀んだ壁は 倒れた緑

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