病院の朝陽/
風音
健やかなるひとにも
病に侵されてるひとにも
何故か平等に
朝が訪れる
でも
きっとみんな
気づいている
平等なんて
有り得ないってこと
そんなキレイな世界は
訪れないってこと
わかっている
でも
信じたいんだ
それぞれが
毎日に
少しばかりでいい
ほんの少しの平和と喜びを
求めたいんだ
例え
叶わない夢であっても
この朝
人びとは
動きだしてる
それぞれの
悩みを抱えながら
それでも
幸せを求めて
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