人嵐/tutty
 
いやな夢を観

汗だくの脚

ふとんを裏返して

目やにを取った

あいつのマンションは51階建てで、エレベーターが無い。

51階からしか北側から南側に行けない。

オレのホテルも欠陥があり

働いてる奴らは株ばかりやっている

みんな丸い革張りのソファに座りながらグラフのテレビをへらへら眺めている

タクシーも誰にも頼めない

なんだか変な夢だったな

妙に現実につまされた

十九の頃はものすげく抽象的に悩んでいたが

もうその事自体に名前を付けて片付いたつもりだった

イメージが閃光を発して鳴り止まない時は
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