孤独ノ星/
服部 剛
互いの杯を交わす
向かいの席で
微かに瞳の潤む
その人は呟いた
(今の僕は、昔より
孤独が澄んで来たようです・・・)
この胸の暗闇には
ずっと昔から
宇宙にたった独りの
小さい地球が
ぽつんと浮かんでいる
戻る
編
削
Point
(5)