知ってた/
愛の嗚咽
この痛みは私にしかわからないわ
締め付けてくる
日に焼けてない私の腕をぎゅう、と
熱いあなたの手がみしり
海に沈もう
あなたは優しく私を抱いて
浅い海に浸った、浸っていく
海水が肌を撫でる
夜ってこんなに暗いのね
まるで目隠しをされているみたい
怖いな、怖いな
早くもっと強く抱きしめて
いっしょだったら平気だよ愛してるもの
深海魚になった夜
私たちって盲目、盲目の恋をしてる
戻る
編
削
Point
(3)