オルガン/
アサギ
廃屋となった家の二階で古いペダル式オルガンが泣いているのが聞こえる。
わたしはその隣で寝ていたのに。ごめんね。
家の主はもうきっとそこには帰れない。でも忘れない。忘れない。柔らかな音色。
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