time/
テルテル坊主
幸せの一時が
紫煙の曲線の様に流れて消えて
部屋を出て行った
追いかける左手を右手で制して
時間を止めてみた置時計
シャワーの放物線をローアングルで眺める
ゆっくり
ゆっくり
繰り返したい六月
もう帰りたくない六月
濡れた手で開いた携帯
時計は止まることなく
0:00を指していた
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