過去へと続く/風音
 

踏み込む勇気、ある?

あの夏
ぼくらは
無邪気だったね

森のなかで
草をかき分けて

誰も来ない場所で
ふたりで息をひそめて

もう
ボクには
登れない

思い出が
蚊のように
つきまとうから
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