たまごがけごはん/唖草吃音
 
これは2年くらい前に何気に書いた散文です。
ただ、これが自由詩なのか散文なのかわかりません。物語の主人公は僕ではありませんが、物語は僕が想像の中で体験した事実です。そういう意味ではエッセイなのかもしれません。



この町の電話帳には名前と住所、そして電話番号の他には
料理の名前が一品添えられている。

たとえば、

山田太郎 
033−○○○−1234 
○○市○○区○○町○○丁目○○番地 (オムライス)

こんな感じだ。


ところで、なぜこのようになっているのかというと、

この町には週に一度、必ず他人の家で夕食をとる習慣があって、
電話帳に記された料
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