浅学の褥/
月乃助
くぐもる声の
先覚の導き
雪白の肌は
滑り込む
街の明かりを濡らす
船渠のようにゆったりとした褥
鏡の天井
心の疼きの
施与を求めて
愉楽への節理を糾す
欲にあふれる体の
舌端に
蠢く襞の
ぬめる
摂理
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