神によって投げ込まれた/こめ
 
いったい僕らはなぜ

神によって地球になげこまれたのか

惨めなまでに世界は醜くなる

いくら注ぎ込めば

人類はこんなにもおろかになるのか

直流する稲妻に乗って

いばらの道を突き進む

上下に動く棒線だけで

自分の価値は分からないだろう

ギシギシ歪むパイプイスの上で

小さな子供は上を向き悩む

吠え続ける犬に飼い主は疲れた顔を向ける

孤独の中で手にいれられるのは

寂しいさと震えだけ

自らの肩をだくことでしか

この震えを止めることができなかった

時と共に自分の苦しめる空間ととも

長い長い途方もないほど

そして絶望するまでも長い

永遠に続く夢の中の

貴方への思い

狂おしいほど衝動を

押さえ付ける

そうじゃないと

またあの場所にいってしますから

こうして長い夜が終わり

太陽が登りはじめた
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