kissing gum/山中 烏流
 
引き千切られた幾つかの
想像の度、愛おしい
悲鳴を君は
君は
聴くのだろうか
だろうか!


―――ひときわの果ての
   ブナの樹の
           根元の
          少女の
  首筋
       「それは、夢にも似て」
      ……きっと

           儚
               い

        ?





→kissing gum!!!
Re:Re:Re:Re:

悲鳴を聞け/手の震えを知れ。




ごらん、
 君のさかななら夕べ
 あの虹の彼方に消えたあと
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