詩集「Familia」に込めた想い 〜(もう一つの世界)に尽いて〜 /服部 剛
昨夜は新しい詩集「Familia」の出
版記念の詩の夜であった。何人もの詩の仲間
がこの本を手に取り、休憩時間にメッセージ
と名前を書いて、一人ひとりに手渡せた時、
僕は詩を書く者の幸せを、密かに感じていた。
本の余白に僕は、以下の言葉を記した。
やがて詩人は
四つ葉のクローバーを
誰かに手渡す、旅に出る。
この本を手の取る人の胸に、密かな灯をとも
す、贈りものとなるように願い、この詩集に込
めた想いを、ここに記しておきたいと思う。
詩集の序文に書いたように、この詩集の頁を
開く人は、深夜の無人の映画館に いるような
感覚で、
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