美しきイベリコの太陽/キエルセ・牧
 
ふとももにさわった
てのひらの腹で

ふとももは
その表面に微熱を閉じこめ
そして内面に細かく小さなつぶつぶの 汗を かいた

ふともものことは
忘れていた

まるで絵画のように
太陽が
その場所にあるから

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