眠らぬ森の接吻/
チェセロロ
何度も何度も君に
怖くなる気持ちを伝えるように
ついばむ小鳥のように
絶えず絶えず君に
不安に気づかれないように
イタズラをする子どものように
静かに夢に導かれ
寝息をたてる君を
愛しいと思い、
憎いと思い、
ぼんやり浮かぶ君の瞼は
閉じたまま
気づかれていないと微笑む
私
そして君が目を開けた
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