嘘/
柊 恵
君が僕に嘘をついた
僕は気づかぬふりをして
騙されていてあげよう
それでも僕は君を信じる
君を信じる
君が僕を裏切ったなら
それには
きっと理由があって
君には必要なことなんだ
その理由など僕には
どうでも良くて
僕は君を受け入れる
君を受け入れる
君が僕のもとを去るなら
それは きっと
仕方のないことなんだ
でも
それだけは
どうしても嫌だよ
変えられない未来なら
泣くことを許して
せめて
君のため
祈らせて
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