旅路/
ふくだわらまんじゅうろう
ず
迷いの中にある者を
許す心を持ってほしい
なぜならば彼らもその階段を
登りつつあるのだから
だけど友よ
愛があなたを許さず責める
そんな夜には
思い出してほしい
甘い酒に酔い痴れてもいい
涙に枕を濡らせてもいい
そんなあなたを
誰にも責めることはできないのだ
誰もが道の
途中に在るのだから
道の真ん中を歩いて行こう
答えは遥か
道の向こう
あなたも
わたしも
誰もが道の
途中に在るのだから
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