あたし達のコマーシャル(瞼の裏限定)/光井 新
 
角曲がった瞬間、誰かと激突!
「いったーい!ちょっとアンタ、どこ見てんのよっ!」
「イチゴ柄」
 いや〜ん、ちょっとコイツ、パンツ見てるんですけどー。
 バッチーン、無意識にビンタした。その相手はあたしと同い年位の、知らない男子中学生、赤くなった頬を手で押さえながらキレた。
「いってーな、いきなり何すんだよ!」
 むっかぁぁぁ「うっさいわねー、この変態!」ってこんな事してる場合じゃ無かった、捨て台詞「もしあたしが遅刻したらアンタのせいだからね」言いながらダダダダダッシュ。
 なんとか無事に学校着いて、チャイムと同時に教室滑り込んだら、まだ先生来てないみたい、セーフ。ていうか、折角猛ダ
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