こころを一生懸命たたいてくれる詩集 河津聖恵 『神は外せないイヤホンを』/イダヅカマコト
 
な機械」としての「戦争」

白い鳩などで、「平和」のシンボルとなってしまった白に対して言葉を貼り付けることの難しさが感じられます。

欄外に、この詩が置かれている日付が書かれていて、これも重要な要素です。
『土地』が置かれているのは7月28日。
1914年のこの日、第一次世界大戦が始まったのでした。

この詩の著者の河津聖恵さんは、1961年東京に生まれ、現代詩手帖賞とH氏賞を90年代までに受賞されている詩人です。
『詩のテラス』というブログを川口晴美さん、北爪満喜さんと一緒に運営されています。

http://maruta.be/terrace_of_poem/



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