こころを一生懸命たたいてくれる詩集 河津聖恵 『神は外せないイヤホンを』/イダヅカマコト
この詩集の冒頭の詩、『神は外せないイヤホンを』の註で、「本日よりある祈りをこめて毎日詩を書くことにする。詩を生きる。詩を祈る。詩を賭ける」という言葉でも語られているとおり非常に強い念がこめられている詩集です。
ほかにも8月15日、終戦の日に置かれている『色』という、希望の色は何色かと問いかける詩も私の好きな詩です。
この詩のなかで「きぼうとはなにいろか/喉もとあたりでしか答えられない問いらしい」という言葉を見て、今私はどうしたらその「いろ」を頭に描けるかを今も考えています
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神は外せないイヤホンを 河津聖恵
出版社: 思潮社 (2008/03)
ISBN-10: 4783730504
ISBN-13: 978-4783730507
発売日: 2008/03
商品の寸法: 18.8 x 12.6 x 1.2 cm
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