「『鳥』と『虫』とは手をとりあえるか(1)(2)」へのコメント/Giton
 
題もあって現地(外国)とは連絡を取れませんでした。
 その後、現地で被害者の発掘が始まり、私たちも運動を始め、問題が世間に知られてからは、彼は公的発言を控えるようになり、マスコミの取材に対しても、慎重に発言されていました。しかし、私どもには、たいへん気さくに討論や資料の提供に応じてくれました。
 作家としての姿勢を貫かれているのが印象的でした。
 彼とは対照的に、後から私どもの運動に便乗して、やってきては、断りもなく資料を漁りとって引き揚げて行く迷惑な作家もいました。彼女の著書を、私たちは信用していません。
 そこで、私どもが研究者・芸術家に期待する特性は、ある意味での潔癖さと、運動に対する理解、自己の限界の自覚。また、研究者共通の長所として、筋の通った行動を挙げることができると思います。
 もちろん、運動に参加される研究者もいらっしゃいますが、その場面では、やはり運動者として行動しているのであり、研究者としての活動とは区別して理解しています。

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