空中の制止音響の破壊感情の爆発光の独奏そして己の発生/こめ
次々に組み立てられるビルは
まるですくすく育つ木のようだった
永久の命などないのは知っている
人格などいくらでもつくられる
都合のいいことばかり吐くこの世界
少しくらい安心させてくれよ
たたきつける妄想の煙
仮面舞踏会の会場では
誰一人として心を読める人はいなかった
悪い子になったのかな僕は
目の前の電車は轟々と音をたて
暴れ通る
空中の制止
音響の破壊
感情の爆発
光の独奏
そして己の発生
ここからは誰もこれない
黒い海の上を歩き
この先に何があ
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