私信機能についてのエトセトラ/北村 守通
 
い、という手もあったりする。

 一昔前、合コン(うわぁ〜なんと懐かしい響きだろうか〜)では飢えた野獣達がお目当ての女の子に対して『電話番号教えて』と迫る光景がよく見られた。今だとメールアドレスだろうか?ボクはあんまりこの光景が好きではなかった。奥手だったというのもあるけれども、自分の番号を教える(それに対して後日電話を掛けてきてくれれば、とりあへず相手は自分のことを認めてくれているということで少なくとも一つの人脈として展開する可能性があるということがわかる)、というのならばいざ知らず、まず相手の懐に入ってやろうというその根性が好きにはなれなかったんである。まぁ、百歩譲って電話番号を教えてくれ
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