鳥の論理と虫の論理など(1)/Giton
 
盾にした」との批判に急変してしまったのですが、
 記者は、変化した世論に沿って自分の主張も変えてしまい、これまでと一転してハマス批判の記事を書いている。これは、ジャーナリストとして(?)あるべき態度ではない、という睡蓮さんのご主張だと思います。
 たしかに、睡蓮さんの言われるように、
 加害者の圧倒的な武力を前にして、被害者同士が争い合っている時に、局外にいて事情を知る者がなすべきことは、被害者どうしの争いを煽ることではなく、「あの加害者こそが罰せられなければならない」と説くことである――という結論には、私も異議がありません。
     ☆
2 しかし、ここで私が強く感じるのは、紛争地を
[次のページ]
戻る   Point(1)