鳥の論理と虫の論理など(1)/Giton
ない――と言われるかもしれませんが、しばらく進めさせてください。)「虫の論理」は、「側(がわ)の論理」と似ていますが、同じではありません。睡蓮さんの指摘されるパレスチナ世論のように、一方の側から他方の側へ容易に、無節操に寝返ってしまうことがあるからです。
このような変転極まりない論理は、日本では支持されないかもしれない。しかし、それは、世界の広い部分において現実です。
☆
3 そして、現地取材するジャーナリストは、取材源との個人的な関係によって取材するのであり、取材源とジャーナリストの間をつなぐのは、正義感の共鳴よりも、友誼ないし便益でしょう。取材源の意見を伝えてくれないとなれば、容易に壊れる関係なのではないのでしょうか。
戻る 編 削 Point(1)