ソラニカガヤクゲンジツ。/
LOW
中紅色の夕焼けは広く遠く
二度と見る事がないかのように
盗んだ瞳を釘付けさせる 今日
捻出された明日の計画
ノウゼンカズラも夕焼けに染まる
花浅葱色したマラガの水は
ヒラケタ着想を深い海に泳がせる
ふとエミルが思い出したものは
変拍子の無い一つの旋律だった
本当に怖いのは失う怖さだった。
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