ロボット/あおば
 
ている。パソコンが発売されたときのような熱狂的な需要がなかったのが、一般化しなかった理由かも知れない。パソコンが実用性を持つに至ったのは、表計算ソフトやワープロソフトに加えてインターネットの利用など社会への通路を拓いたと言うことなのかも知れない。話が逸れてしまったが、ロボットの紀元は神話の世界に遡るようで、漠としてその姿が見えなくなるが、もしかしたら神そのものもだれかの考案したロボットかも知れない。神の作った最初の人間、アダムは神が泥で作ったロボットだとも言われることがあるので、ロボットを作った神も、ロボットかも知れないと、単純に考えている。
 先日、エリート、ロボット、落ち零れ、と人間を三段階に評価するコトバを聴いた。おれは間違いなくロボットだと、それも不完全で故障が多く経済性に劣る、出来損ないだと聴いた瞬間、悟った。人間でありつづけようとすると落ち零れるしかないのかも知れない。エリートのことは全く分からないが、人型ロボットが日本国では好意的に受け入れられるのは、全く教育の影響だろうと思っている。


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