『孤独とぬくもり』/あおい満月
孤独とは、本当は独りではなく
ふたりのあいだに、常に存在する影
光が闇からうまれるように
愛も孤独からうまれる
ぬくもりとは、その孤独が
幾重にも重なり合いうまれた
たましいの居場所
真の孤独の意味を
知った者こそが
本当のあたたかさを持つ
冷酷のなかにこそ、ぬくもりを
見出し引き出していくことこそが
わたしの使命
諦めてはならない
信じぬくこと
そこからきっと
絆はうまれる
わたしの胸には
明日の鼓動が
響いてならない
第三詩集・『絆』あとがきの詩から
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