フラグについての考察の考察 ?鑑賞について/パンの愛人
てきているというのは事実である)これをノンフィクションに適応すれば、人間はうまれた時点で「死亡フラグ」が立っているということになる。なぜこれらが物笑いにあわずに済んでいるのか? それとも、どんなにいじわる読者でも、こういったフラグにたいしては寛容だとでも言うのだろうか? だとしたら、それはなぜだろうか?
唄子さんの議論を支えているのは、文学的な素養のないと言われるいまのひとたちも、漫画、ドラマ、映画、アニメ、ゲームなどで大量の物語に触れることで、かえって成熟した鑑賞眼を持つ結果になっている、という認識である。しかし、「実際問題として、某巨大掲示板ではそうしたフラグを日々挙げては物笑いのネタ
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