『波間』/あおい満月
 
 雄大なる大自然の彼方の果てを
 奇蹟と名づけよう
 あなたとの刻
 寄せては返す波の如く
 迫りくる愛に
 遥かなる未来を託して
 明日には終わりはない
 続いていく
 彼方まで
 この波の如く
 この海に刻もう
 この愛なるひとときを
 永遠はわからなくとも
 打ちつける波の間にある
 永遠を信じて
 メシアの眠る刻に
 唄を残して

                      2008.8.21

 第三詩集・『絆』より
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