春望/
青い風
陽光に余寒あり
沃野の黒土 遠望の白嶺
寒風に身を引き締めながらも
梅花の報に心おどりぬ
時流曲折し
大望得がたくは世の常なれど
黙して時代(とき)に耐えるも
豈(あに)長からじ
地に蛟竜(こうりゅう)あり
君の大いなること
衆目の認めるところなり
百花待す 君の吉報を
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