春望/青い風
 
陽光に余寒あり
沃野の黒土 遠望の白嶺
寒風に身を引き締めながらも
梅花の報に心おどりぬ


時流曲折し
大望得がたくは世の常なれど
黙して時代(とき)に耐えるも
豈(あに)長からじ


地に蛟竜(こうりゅう)あり
君の大いなること
衆目の認めるところなり
百花待す 君の吉報を


                
                  
戻る   Point(3)