歳ととることについて考えさせてくれる詩集 壷坂輝代『探り箸』/イダヅカマコト
core.blog51.fc2.com/blog-entry-159.html}に引用しています、
I章では祖父と孫の箸使いによるコミュニケーションを描いた『なみだ箸』もいい作品ですし、II章の土笛では、「時の鑿(のみ)は容赦なく母の形を変えたが/時の刷毛は/心に積もった枷を払い去っていく」という、土笛を吹いている老いた「母」の躍動感を描く表現が鮮やかです。
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壷坂さんの詩集は全編で家族に対する想いがちりばめられていて、
26の私には、教訓へ駆け足で進む詩もあるのですが、
それでも、描写が重なった先で突然心の深くに暖かさを込めてくれる体験をさせてくれます。
紀伊国屋で注文できるのでよかったら読んでください。
阿佐ヶ谷で大村浩一さんたちとやっている詩人図書室にも入庫します。
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