暖かい孤独/エルメス
 
人は本来、孤独なものだ。


誰かと繋がることはできないし、

誰かを理解することはできないし、

誰かと一つになることは、できない。



それはもう、ごまかしてもごまかしきれないくらい、綺麗で残酷な現実。
涙が出そう。


その現実を直視し、認識した、その上で、


どこまで他人と近づけるか。

どこまで他人と繋がろうとできるか。

どこまで他人を理解しようとできるか。



それが大切であり、それが孤独を紛らわす唯一の方法である。



つまり、自分が孤独であるという事実を忘れるということ。

または、自分は孤独ではないと錯覚するということ。





これが、人のもつ暖かみ。
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