シャバで/K.SATO
いつも鉄格子で何も考えていない僕だった
知っている雪の
犬たちへ芝に
積もっていくような ラベルで
ハワイを食べた かつてに
今にまざったような僕の
満たされて中のはじけた口の
キャラメルマキアートをはばたいて
肉を海底へ僕のトロピカルフルーツに浮かべていく
牢獄だった 人に僕を満たしていった
歩く地上の人や子供を思った だから庭へ
配給される鳥に部屋に思い浮かべた
だけど風景に 僕にいつも僕の
地名へはじける食糧の舌を
君を心の そしてはしゃいでいく
自転車へ見ている
向こうに放たれていく口笛の犬を季節に走らせて
爆発は河原を
なんだろうと走っていくあるいは走っている
追われた上を尻尾へ柴犬や土佐犬に振り振り
囚人にした僕へあの犬を投げられては骨に見る
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