CELESTINO/鈴木
きみはサックスを吹くぼくは席につく
それを読むにおいやかな菓子をきみは
吹くぼくはそれをホムンクルスのたえざる
赤さ
へと
ロクス・ソルスのたえなるふるさとへきみ
はそれを飲むふるいにかける集まりを作る
ぼくは
きみと会うにおいて血の酒によりそう歌詞とはざまへと
きめくブルーノ・タウトのイスのブルー、はもん
どりうつを吹け
ば苦悶のむらさきへときみは集まる
欣求浄土!
の……
戯れに迫る音色からサックスはいずこへ飲まれるの
ひどく青くしるべなきしらべに届く葉よ
風鈴の印象ぼくはそれ
押し吐くの……かつて吹奏楽を耳にしたことがない家内の墓づてに
吹くの……海底で「
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