日本語ロック(黒夢のこと)/捨て彦
 




なんという中二病まるだしの歌詞。しかし僕は学生時、病的にハマった。たしかに中二病丸出しの歌詞ではあるが、僕は今でもこの頃の清春の歌詞には、他のバンドにはない強烈な日本語独特の、日本語だからこそ沸き立つ陰惨な、閉鎖的な、病的な雰囲気が凝縮されていると思っている。それは唯一無二のものであり、三島由紀夫や谷崎潤一郎的、寺山修司的なデカダンさに近いものかもしれない。そして数ある日本語ロック、町田町蔵やらイースタンユースやら歌詞としてのロックを語る上で、初期の黒夢は外してはならないものだと思っている。僕の心の一枚の中には必ず黒夢が入るのである。
と、大層なことを色々言っておきながら、その実インターネットを徘徊してもあまり黒夢の歌詞について触れている記事を見た事がない。あれ、僕の感性はおかしいのかしら?とも思ったけれども、それでは僕の気が収まらない、もしかしたら共感はされないかもしれないが、これはこれで一つの暇つぶしの読み物として消費されればいいと思ったので、せっかくなのでこうしてフォーラムに投稿させていただきました。ご清聴ありがとうございます。





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