日本語ロック(黒夢のこと)/捨て彦
 
代はこてこての、それももっと最底辺を感じさせるデスロック、メタルバンドだった。そして、僕はこのインディーズ時代の黒夢に、もっと言うとこの頃のボーカルの清春が書く歌詞に、他にはない日本語ロックのひらめきを見たのだ。当時僕はこんな日本語を今まで見たことがなかった。以下歌詞引用











芽生える理想と
発覚の果ては
限り或る余白
堕ちて幸せを



「UNDER…」











ほどきたえる微 音こぼした 架空を
よみがえらすべく 散らばった花 あわさり始めた



「MISERY」






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